前回のお芝居『壁の向こうのダントン』から、あっという間に4ヶ月が経ちました。
来週はギリシア劇『アルケスティス』の本番です。
紀元前5世紀の作品。日本では縄文時代の作品です。
2500年も前から残っているだけあって、生半可な作品ではありません。
シンプルにそして深く鋭く、人間の本質を突きます。
稽古を重ねるたびに、ボク自身の人間性が問われ、ボク自身の他者への眼差しの甘さを思い知らされます。
そうして、そんなボクの愚かさも全てを受け入れ、笑い飛ばしてくれる。そんな大きな懐を持った作品です。
この作品に関われるのは、贅沢なことだなと感じます。
写真はその稽古風景。上海太郎さんと口真吾さん。
日々最善を目指し、稽古場に赴くも、力及ばず、演劇界の巨人・上海太郎さんの背中を追う日々。
演劇の神ディオニュソスに愛されし、上海さんと作品が創れること。
これもまた贅沢な時間です。
良いものに仕上がったと思います。是非お越しください。